今回はじゃがいもだけでつくる簡単フレンチ、グラタン・ドフィノワのレシピ。
手軽なビストロから高級レストランまで、プロも大好き定番の付け合わせです。
ぼくも大好き。にんにく風味のシンプルなグラタン。美味しいです。
今回紹介するレシピはオーブントースターでも再現できます。
簡単で本格的な愛すべきフランス家庭料理。
ステーキ、煮込み、なんでもいいです。肉と合わせて食べるとうまいんです、これが。
材料
(2~3人前)
じゃがいも(メークイン) 小4個(300g)
にんにく 2片(すりおろし)
牛乳 300g
生クリーム 100g
ナツメグ
塩
ミックスチーズ
粉チーズ 各適量
プロが教えるポイント

とろみはじゃがいものデンプンで
一般的にグラタンを作る場合に使うホワイトソース。
バターで色付かないように小麦粉をソテーしてルーをつくって、牛乳で伸ばして濃度を付けたソースですね。
ただこのグラタン ドフィノワだけは特別。
じゃがいもの「デンプン」を利用して濃度を出します。
なので、じゃがいもは水にさらさずに、デンプンが外に流れ出ないようにすることがポイント。
生クリームで濃厚に
ホワイトソースと違って、粉もバターも入れないので、グラタンらしいどっしりとしたコクを出すのが難しいです。
なので生クリームで濃度とコクを出します。
今回は牛乳とクリームを3:1で作りましたが、比率を変えてたっぷり使っても濃厚で美味しいです。
作り方
じゃがいもは水にさらさずに。
まずはじゃがいもの皮むき。
今回はでんぷんを利用して濃度を出すので、皮を剥き終わったらサッと洗って水にはさらさないこと。
2,3ミリを目安にスライス。火の入りがまばらになるので。厚みはなるだけ均一に。

薄すぎると火にかけたときボロボロになるので、厚すぎず、薄すぎず。
スライサーがあれば楽です。早いです。正直オススメ。
300gで大体このくらい。

じゃがいもだけでつくるホワイトソース
液体を煮詰めながらじゃがいもに火を入れて、ホワイトソースをつくります。
じゃがいもがギリギリ浸るくらいの、底の広いものがオススメ。
底が焦げ付きやすいのでテフロンがベストです。
フライパンにじゃがいも、牛乳、クリーム、すりおろしたニンニク。
本格的な味に近づくナツメグをポンポンって入れて。

強火で沸かして、沸いたらかるーく沸くくらいの火加減に。


底が焦げ付きやすいのでゴムベラを使って混ぜながら。
じゃがいもが崩れやすいのでやさしくやさしく。
そのまま食べられるくらいじゃがいもがやわらかくなったらOK
ゴムベラで底をなぞって液体の濃度がこのくらい、モーゼの十戒してたら完璧です。

ゆるいようなら強火でサッと煮詰めて、
じゃがいもに火が入らず煮詰まりすぎるようなら牛乳、クリームを少し足して調整。
最後に塩で味付けして完成。
美味しそうに色付ける
焦げ付かないようにバターを塗ったグラタン皿に、じゃがいもクリームを流し入れる。

上からミックスチーズと粉チーズをたっぷり。

180度のオーブンで2~30分。美味しそうに色付けば完成です。

じゃがいもに火は通っているので、焼き色さえつけばOK
焼き色が均一に付きづらいですが、オーブントースターでもなんら問題ないです。
グラタン・ドフィノワの食べ方

シンプルなグラタン。
肉との相性がもう、最高。ステーキ、赤ワイン煮、定番です。
いやはや愛すべきフレンチです。