24歳のぼくがプロの知識と経験をタダで提供する理由

フランス、パリのエッフェル塔。ぼくがプロの知識と経験をタダで提供する理由
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ぼくがブログを始めた理由は、フレンチに興味がない人、同じように若い世代に知ってもらうため。

フランス料理を家庭料理に

高校生から働き始めてもう24歳だけど、フレンチのいつまでも消えない高級感に、うんざりしてる。

ぼくがブログをはじめたのは、誰の為でもなく、自分のため。

ぼくがプロのレシピを公開するのは、内に籠って修業しているだけじゃ、どうしようもならない時代が来たと感じているから。

 

堅苦しい空気、細かいマナー、お金がかかる。

なんででしょうね。きっとフランス料理が日本に広まる過程に問題があったんだと思います。イタリアンなら、こんなイメージ沸きませんから。

高級イタリアンもあるのに、イタリアン=身近な食べ物。どうしてフレンチだけ、特別なものになってしまうのでしょう?

ぼくはそのイメージを壊したい。

 

「俺のフレンチ」で目が覚めた

これまでの時代のように、長い間修業して、一人前になってお店を持つ。

この先は通用しないと思っています。それを強く感じたのが、「俺のフレンチ」が台頭したとき。

 

当時、家の近所に「俺のフレンチ」ができて、ポストにチラシが入っていました。

三ツ星、フランス修業、シェフ。見事なまでの経歴、到底手の届かないような「ハク」のついた人たち。

当時は気にしていませんでした。すごい店ができたなぁ、くらいのもの。

 

1年、2年もすると色んなメディアで紹介されはじめ、内部の状況が分かってくる。

高い給料、良い素材、回転率。

どこぞのホテルで、一流レストランでトップにいた人が来るわけも理解できました。

自分が好きなことを、好きな素材でできて、給料も良い。

それだけならまだよかった。

 

問題は、価格

いわゆるビストロに近い価格設定。個人で開業するフレンチで、おそらく一番多い価格帯。

実際はそれより少し低い値段で前菜500円、メインで1500円。

フォワグラ、牛ヒレ、オマール。誰でも聞いたことのあるような、高級食材をこの価格で出す。

いい意味でも、悪い意味でも衝撃的でした。

 

「俺のフレンチ」のスタイルは、気負いせず、好きに食べれる、お金もかからない。

今までのフランス料理のイメージはなく、より身近に、焼肉屋なんかに近いお店。

イメージさえ変えられれば、普段フランス料理から遠ざかっている人も来る。

手間、食材、ソース。原価がかかるフランス料理は、わかっていても今までそれが出来なかった。

 

この価格帯で勝負しようと思うなら、大きな壁になる。

トップレベルのシェフに、食材の差。回転率の良さは、食材の鮮度にも関わる。

同じような店で、同じような価格で、普段食べられないようなモノと、ありきたりなモノを食べるなら、ぼくは良いものを食べる。

 

この先求められる「個」の力

この流れは、まだほんの動き出しにすぎないと思います。

ただでさえ客の分母が少ないフランス料理。大きな会社に根こそぎやられれば、小さな店は終わります。

 

ぼくはありがたいことに、東京のど真ん中に生まれ、ど真ん中で育ってきました。

フレンチ、イタリアンにバーまで。食べに行くだけではなくこの目で、肌で感じて成長できました。

同じ値段なのに不味い店が満席で、美味しい店は人がいない。

美味しい店が潰れ、不味い店が生きながらえている光景を何度も見てきました。

 

この違いはなんなのか。

美味しい店はクロスが敷いてあるテーブルと落ち着いた店内に、フレンチが好きな人からしたら期待できるメニュー。

でも何も知らない人が見れば堅苦しく、メニューも意味不明。「やめとこうか」となるようなお店。

 

不味い店は、おしゃれなカフェみたいな店内。

メニューはフランス料理風の身近なものから、わかりやすい高級食材の値段は低めに設定。店のウリが目に見てわかる。初めての人でも入りやすいお店。

 

客層の違いは、目で見て露骨に感じた。

美味しい店はフレンチに慣れたようななおじさん、おばさんが中心。不味い店はそんな人に加えて、圧倒的に多い若い世代。

不味い店はフレンチが好きな人はきっと2度と行かない。でも若い人はフレンチに慣れていないから、おしゃれな店内でそれっぽいものが出れば満足する。

フレンチが好きな人と慣れてない人。どっちの分母が大きいかなんて、火を見るよりも明らか。

 

実際にそういうお店にも入った。フォワグラを食べたときの衝撃は忘れない。

試供品みたいな薄っぺらい、安もの。とろける食感も、かぐわしい香りもしない。

もう2度と行かないと思うと同時に、若い世代のフランス料理のイメージが「こんなものか」になるのが怖かった。

 

美味しい店は質の悪すぎるモノは出せない。というか出したくない。修業して、培った舌で、技術で自分が美味しいと思うもので勝負するはず。

だから数少ない分母相手に勝負を挑まざるをえない。

真面目にやっても、一流になっても、目指す価格帯によっては負けてしまう時代になってしまったのだと感じました。

 

そんな時代でどうしたら勝てるのか

一定の需要がある高級路線、ミシュランで星を取るような店をやりたいなら、修業をして技術を、知識を学んだ方がいい。

でもぼくはフレンチを学んで少しずつ分かり始めたとき、何がしたいかと考えたら、高校生の時にぼくが感じた「衝撃」を知らない人に教えたいと思った。

知らないところにこんなに美味しい料理があるんだ、と。

 

スポーツでもそう、若い世代が活躍すれば活気づく。

悪いイメージの強いフランス料理のイメージを変えられるのは、歳食った一流のシェフじゃない。対象になる客層と同じように若くて、発信力のある世代。

フランス料理の技術が抜きん出てるわけでもないし、知らないこともいっぱいある。でもその分、若いときにしかできないこともたくさんあるはず。

若さはきっと付加価値になる。

 

今しかない個性。美味しい料理だけでも、値段が安いだけでも人はこない。自分にどれだけの付加価値を付けられるか。

料理はもちろんのこと、人が付く店をつくらなければいけない。

フレンチが好きなひと、特別な日だけに来る人。そんな人たちだけ相手にして、フレンチ同士が少ない分母を取り合っていてもしょうがない。

 

なにをすればいいか。

フレンチをより身近に、家庭に近いものにするしかない。

イタリアンがなぜ行きやすいのか。そんなのは簡単で、パスタ、ピザ。家庭料理に浸透しているから。

フレンチで家庭料理に浸透しているのは?

実はいっぱいある。だけどそれを誰もフランス料理だとは思わない。

マヨネーズもフレンチのソース。コンソメもフランスのスープ。クロワッサンも、シチューだってフランス料理。

家庭に馴染んでいても、フランス料理と気付かなければ意味はない。

 

フランス料理を知ってもらう必要があると思った。

今はネットがあって、スマホがあってラッキーな時代になってくれた。

自分のような若い世代に、興味がない人から、知らない人までフランス料理を知ってもらうことができる。それはなによりの近道のはず。

作ってくれなくてもいい。料理名だけでも、材料だけでも見てくれたなら儲けもの。知っていると知らないとではまるで違う。

 

この先もフランス料理を続けたいから、フランス料理を家庭料理にしたい。

そのためには中途半端なものじゃなく、美味しいレシピが必要。

修業するだけが、一流になるだけが、フランス料理に対する恩返しになるとは思えない。

ワケの分からないやつが1人くらいいたっていい。

中途半端な経験でも、知識でも、知ってもらうことに意味があると信じて、ぼくはタダでレシピを公開し続けます。

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