コルマール2日目も、やっぱりフォワグラしかたべてなかった。

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フランス旅行アルザス地方はコルマールの思い出。

街並みに感動し、フォワグラを食べ続けた、夢のような1日目はあっという間に終わり。

2日目は無謀なチャレンジの連続。

ボートで川下り、ワイナリーにワインを買い付け、最後はドタバタ。

旅行らしからぬ、旅行。良い経験だった。

小さなヴェネチアで川下り

コルマール2日目の朝。今日も天気が良くて気持ちいい。

昨日気になっていたボートに乗るため、旧市街へ向かう。

途中に有名な「頭の家」。

上から下まで、顔だらけ。

 

ゆったり歩いて、船着き場に到着。

「Le Petite Venise」

フランス語が分からなくても、慣れればなんとなくわかってくる。

30分くらいのツアー、1人6ユーロ、チケットはバーで。これだけわかれば十分。

 

一番乗りでボートに到着し、先頭に。

午前中だからか、お客さんがいないようで貸し切り状態で出発。

街を縫うように流れる川を進んでいく。

川沿いのレストランは絵本のおうち。

水路側にも花があって。夢のような道がつづく。

しばらく街をゆったりと進み、橋をくぐり抜ける。

すると、目の前は一転して、生い茂る木々。

まるでジャングルクルーズ。カバとか出てくるんじゃないか。

しばらく、自然の中を進んでいく。

どう見ても通れないだろ、って橋でもお構いなし。

頭を下げて、体を伏せて、通り抜ける。意外にスリリングなツアー。

活気のある街とは離れ、静かに流れていく。

15分ほど進み、奥でUターンし引き返す。

川沿いの静かな街の景色を眺め、くつろいでいるとあっという間だった。

ただ思ったよりコルマールの街並みを眺める時間は少なくて、ほぼ自然の中を遊覧するボート。

イメージとは違ったけれど、歩くとは違う視線でコルマールを楽しめた。

なにより自然の中、差し込んでくる太陽の光が気持ちよくて。

ゆっくり流れるボートに身をまかせ、心地いい日差しの中で、森林浴。この上ない時間。

 

ボートを降りたら正午前。

気持ちのいい陽気に誘われ、ランチへ向かう。

かわいい一軒家レストランでランチ

ランチはコルマールでも有名なレストラン「Table du Brocanteur」へ。

川下りの話題に花を咲かせ、街並みを楽しみながら向かう。

予約していなかった、というか語学力的に無理だったので、開店直後を狙うため少し早めにお店に到着。

 

かわいいネコがお出迎え。切れ長の目、フランスの猫はトラっぽい。

メニューの看板は、前菜、メイン、食いしん坊?デザートだ。

おすすめのメニューもあるけど、フランス人の字はクセ強すぎで読みづらい。

頑張って解読してると、笑顔の素敵なマダムがお出迎え。

「ボンジュー!・・~リザヴェ~・・・~?」

 

あらまあ、ほぼ何言ってるかわからない。リザヴェってことは多分予約したか聞いているのだろう。

「ノン」と返事をすると、しばらく帳簿とにらめっこ。

予約でいっぱいなのかなー。とか考えてると、2階のテラス席に案内される。

大丈夫みたい、良かった。

本日のおすすめを説明してくれる。ここは全く聞き取れない。

とりあえず飲み物。昨日ドはまりしたゲヴェルツトラミネールで。

一番乗りで入った店内。飲み物が届く間にガンガン席が埋まっていく。すごい人気。

クセ字と格闘しながらメニューを選んでいると、他のお客さんの料理が運ばれてくる。みんな今日のおすすめ。

見ると鶏ムネっぽい。やっぱりアラカルトにしよう。

 

前菜は

Duo de foie gras d’oie et de canarad

二種類のフォワグラ、ガチョウとカモ。

コルマールに来てから毎食フォワグラ。レストランらしい綺麗な盛り付け。

カモのフォワグラはスッと溶け、ガチョウはねっとり、しっとりした口触り。

どっちも美味しい。

 

メインはカモ。

Magret de canard au poivre de kampot

マグレ鴨とカンポットペッパー

カンポットペッパーてなに、状態で頼んだものの、これがすごくいい風味。

辛味が穏やかで、フルーティーな香り。初めて出会う胡椒だった。

 

焼き加減はロゼより深い火入れで、もうちょっと若くてもよかったな。

皮側の焼きも少し甘くて、ブニブニ感。

開店直後、わさわさ人が入ってくる時間帯にアラカルトで頼む人はあまりいないし、しょうがないか。

けどちょっと残念。

付け合わせは、ニンジンとブランダードっぽいの。これ美味しい。

そしてフランス恒例のジャガイモ。

フランスで食事して驚くのが、なに頼んでもジャガイモが付け合わせでついてくる。

しかも時間差で。

今日はイモ無いか、と思ったら少しして別の器で山のように持ってくる。

 

もうひとつのメインは仔羊。

agneauという文字は分かるんだけど、クセ字が解読できず勢いで頼んだメイン。

結果はまさかのハンバーグ。

メニューをよく見ると

Crepine d’agneau aux fromage de chevre et brebis,menthe,aubergine

仔羊の網脂包み。ヤギとヒツジのチーズ、ミント、ナス入り

って書いてあるけど当時の自分には解読できず。

 

これも詰め物の香りが良い。特に混合乳のチーズ。独特な野性的な香り、酸味が、仔羊とよく合う。

網脂も日本のものと違って、口の中で溶けるから食感も良い。

ただ、これも火入れが深い。もうちょっと赤みがあっても良かったなあ。

付け合わせはトウモロコシ粉のポレンタ。ケーキみたいで美味しい。

ソースはカモも仔羊も、重めでたっぷり。好みの味で美味しかった。

 

店の中にはレトロなおもちゃ。

ブーケのランプカバー。外観のイメージ通りの調度品たち。

コルマールらしいお店でランチが出来てよかった。

無謀な挑戦。ワイナリーでワインを買う

ランチを楽しんだあとは、ワイナリーへ向かう。

フランスに来て、2週間。なぜかパリから遠く離れるときには、無謀な挑戦をするのが定番になっていた。

アルザス旅でのチャレンジは、ワイナリーでワインを買う。

流石にフランス語オンリーのやり取りは無理なので、「地球の歩き方」に小さーく書いてあった日本語が通じるワイナリーに向かう。

 

リヴォーヴィレ行きのバスに乗り込み、出発。

道中にあらわれる自由の女神。作者がコルマール出身のようで。

あっという間に景色は様変わり、田舎感強すぎて帰りが不安になる。

こんなところに日本語喋れる人は本当にいるのか。

でもそんなのも束の間。一面に広がるワイン畑。

初めて見る風景。不安なんて吹っ飛んでいく。

 

ゼレンベルクで下車。

着いた町は本当に田舎で、ワイン畑以外なんにもない。

言葉もわからないし、旅行会社もついてない。拠り所は一切なし。

なのに、ど田舎に来てる。

ただただ無謀な挑戦。でもこの瞬間が一番ワクワクする。

 

看板を頼りに、ひたすら歩く。

グーグルマップとにらめっこしながら、坂を上る。けど一向に見えてこない。

やっとのことでそれらしい建物を見つけるが、観光シーズンじゃないからか、入り口はしまっていて人の気配がない。

とりあえず「エクスキュゼモアー」とか「ボンジュー」とか言ってみる。出てこない。

 

やっていないとかあるの・・・?

 

動揺を抑えるため、しばしネコと戯れる。

すると隣の家からメガネをかけたマダムが、鍵を片手に出てくる。

よかったー。

しかも普通に日本語喋ってる。嘘じゃなかった。

 

売り場に案内され、疲れたでしょう、と冷たい赤ワインをくれる。ピノノワール。

慣れた手つきで、あっという間にカウンターにワインが並んでいく。

一本一本、丁寧に日本語で説明してくれる。これは冷やして、これは肉料理に・・・。

ひとつのワインを選ぶのにも、年代、畑違いで何種類もある。

気になるものは全部試飲させてもらって、ほろ酔いになりながら選んでいく。

リースリング、ミュスカ、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ピノブラン、ピノノワールに決定。

アルザスのスパークリングワイン、クレマンダルザスも欲しかったけど流石に多いので見送り。

 

郵送もしてくれるので、1ダースはここから送ることに。これも日本語で教えてくれて助かった。

何本かはスーツケースで持って帰ることにする。

マダムはすごく気さくな人で、日本語も会話するに十分なレベル。難しい言葉さえ使わなければなんでも通じる。

会話も弾み、外まで見送ってもらってワイナリーを後にした。

 

帰りのバスまで時間があったけど、お店すらないので、ふらふらする。

本当にワイン畑しかない。

建物はやっぱりパステルカラーが多い。

フランスの空は日本よりも低くて、晴れているとすごくきれい。

1時間くらい待ってやっとバスが来る。

無謀だったけど、目標はパーフェクトに達成。

気分は凱旋。

ただいまコルマール。

最後の最後で忘れもの

コルマールに着いたらもう帰りの電車の時間。

荷物をまとめてお別れ。

電車に乗るころには、太陽が落ち始めてきた。

それと同時に疲れがどっと出てくる。時計を見ると夜7時。

そりゃあ疲れてるわけだ。日が長すぎて感覚がおかしくなってる。

 

行きと同じようにストラスブールで乗り換え。

ここで気付く。

 

やばい、タルトフランベ食べてない。

 

帰りのTGV出発まで、あと1時間。形だけでも、とりあえず食べておきたい。

必死に探す。

あった、駅の目の前。これならギリギリ間に合うはず。

急いで注文する。

 

まあ、タルトフランベが大きいこと。

写真のことなど気にせず食べる。

酸味のあるフロマージュブランに玉ねぎ、ベーコン、薄いピザ生地。

うん、イメージ通りの味。だけど満足。

 

この旅で最後のアルザス。フォワグラも忘れずに注文。

レストランだろうがカフェだろうが、どこも違って、どこも美味しい。

 

メインはタルタルステーキ。

ただの生肉、洋風ユッケ。

玉ねぎ、ケッパー、コルニッション。

大体一緒にケチャップ、マスタード、タバスコ、リーペリンのボトルが置かれて、お好きにどうぞ。

急いでるとき、悩んだときは、これ。早くて美味しい、間違いない。

ただ、絶対山盛りのイモが出てくる。時間差で。今日は来るのか来ないのかドキドキする、これまた一興。

 

焦ったわりに料理が出てくるのが早くて、意外とゆっくり食事できた。

アルザスにお別れ

は~、満足。

名産のフォワグラをいっぱい食べて、郷土料理を楽しみ。

パステルカラーの街並みに心躍って。木組みの建物に石畳の道は、花に包まれ、ファンタジーの世界で。

初めて見るワイン畑に、ワイナリー。人との出会い。

1泊2日のコルマール旅行で、たくさんの思い出ができた。

 

電車に乗り込む。

といっても旅行中の旅行、パリに帰る。

明日も新しい風景に、食べものに、人に、きっと出会う。期待に胸をふくらませて帰路についた。

コルマールの景色は、いつまでも忘れないかな。

また訪れる日を願って。

 

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